みなさん、こんにちは!
新米ママ兼日本語教師のいろはです!
今回は、【初めてベトナム人技能実習生に日本語を教える方向け】あるある話をまとめてみました。
技能実習生ってなに??って方はこちらの記事をご覧ください。
実習生に教える心構えというか、笑い話というか・・・
国が違えば文化も違う!真の国際交流を目指して、どんなことにも動じないためにも、ぜひ読んでいただきたい記事となっています!!
かるーい気持ちで読んでください(*‘ω‘ *)!
それでは、どうぞ!
ベトナム人編
技能実習生に限った話ではなく、国民性??ベトナム人ならではのあるあるです(●´ω`●)!
同じ名前が多い
日本語学校で教えていた時も、同じ名前の学生が何人かいました。先生同士で話していても「何組のホアンさん(。´・ω・)?」ってなることが多かったです。
男性はホアンさん、フアンさん、ニャットさん、ハイさん・・・
女性はヒエンさん、ホアイさん、マイさん、タオさん・・・
流行ってる名前とかなんでしょうか?ベトナム文化に詳しくないので分りませんが、日本人と比べると同じ名前が多い気がします。
食べられるものを探すのがうまい
技能実習生と外を散歩してた時に、よく彼らが草を引っこ抜こうとします。
「先生、これ、おいしい!」
「食べます。いいですか?」
・・・食べます????だと?????
私 (´゚д゚`)
「犬がいつも散歩します。おしっこします。食べますか?」
私も思わず聞いてしまいました。すると、
「大丈夫です。水!洗います。」
そして、これでもかと引っこ抜いて持ち帰っていました。他にも色んな種類の植物を知っていて、感心したものです。この後、私有地のものは持ち帰ってはいけないと説明するのが大変でした。
けれど、道端の草や花が食べられるのかどうか知っている彼らは頼もしく思えて、少し自分が恥ずかしく感じました。
このあるあるは、農村部から来た技能実習生に多いのかもしれません。
集団生活に抵抗がない
これはお国柄だと思います。大部屋で生活するのも、誰かと部屋をシェアして生活するのも全く抵抗ない人が多いです。
むしろ楽しそうにみんなでワイワイ生活していて、驚きます。
月に何度もパーティーしたり、毎日誰かと一緒に料理したり。学生寮みたいで、羨ましくも思います。
寮では常に半裸
もちろん男性の話です。笑
これは、ベトナム人だけかわかりませんが・・・男性あるあるです。寮に用事があって行くと、だいたいみんな半裸です。そして、それを見られても抵抗がない。
こっちとしては何か着てほしいんですけど・・・。
そして半裸のまま寮の敷地内の庭へ行ったりするので、ご近所に丸見えです。この時はさすがに注意しました。
日本のタバコ大好き
喫煙者にとってタバコは、やめようにもやめられない悩みですよね。ですが、もし外国へ行って現地のタバコの値段が母国の値段の6倍したら、、、どうしますか?
長期滞在しなければならないし、母国に送金もする、借金も返さなければならない。私ならタバコを辞めます。削れる出費は削りたいですもん。
技能実習生も同じです。喫煙者の人も、はじめは「日本ではタバコをやめます」と宣言してきます。ベトナムのタバコは100円くらいらしいのですが、日本のタバコは600円くらいですよね。高すぎます。そりゃ~やめたいですよ。
でも、だれもやめられません。笑
「なんでやめないの?」と聞くと、
「日本のタバコ、すごくおいしい!!!!!!」
そりゃ、6倍の値段だからね。笑
とくにセブンスター人気
日本語の勉強は嫌いなのに、セブンスターだけはちゃんと発音する。いったい誰に習ったんだ。
技能実習生編
ここからは技能実習生あるある!おもしろあるあるから真面目あるあるまで。
ラジオ体操ができる
はじめて見た時は感動しました。ものすごいキレイなラジオ体操をします。提携している送り出し機関の教育の賜物なんでしょうが、スバラシイです。
真夏の朝、まだまだ眠たい目をこすりながら、参加カードを首からぶら下げて公園へ向かった小学生時代。日本人にとっては、なんとも甘酸っぱいような、懐かしいような思い出あるラジオ体操。きっと「だるーーーー」と思いながら体を動かしていましたよね。
いやーもう、喝を入れたい、あの頃の自分。
よくわからない日本語の曲に合わせて、あんなにメリハリのあるラジオ体操をする彼ら。NHKのラジオ体操のお姉さんもびっくりなはず。
一見の価値ありです。
「整理整頓」の意味を知っている
これも送り出し機関の教育によるもの?と思っていたのですが、どうやら技能実習生なら大多数が知っている言葉のようです。
技能実習生って漢字が嫌いな人が多いんですけど、なぜかこの漢字だけは読める。
日本の工場でよく躾の一環として掲げられている言葉なので、送り出し機関で必ず教えているんでしょうね。
「わかりました」は8割わかってない
これは先生側の質問の仕方にも問題があるんですけど・・・。
「わかりましたか?」と聞くと、日本語ができない人にかぎって「わかりました!」と自信満々にいいます。
残念ながら、技能実習生は長くても半年間しか日本語を勉強していません。もちろん、日本語が好きな人もいますし、嫌いな人もいます。というか嫌いな人がほとんどです。特に男の子。笑
送り出し機関にも日本人の先生はいるようですが、人数は多くないですし、会話の授業もそんなにありません。いきなり日本語の質問をされて、意味を理解できる人はとても少ないです。
私もアメリカ人夫と話す時、あまりにも意味がわからない言葉が多いと「わかった?」「わかった!」と答えることがありました。悪気はないんです。
場の雰囲気を壊したくないな、あとで意味を調べよう。と思ってるだけなんです。
実習生も同じです。
ですので、質問する時は「~はどんな意味ですか?」と詳しく聞いてください。
何がわかっていて、何がわからないのか明確にしやすいです。
性教育が必要
正直に言いますと、技能実習生教育において性教育が1番大切だと思います。
これ、初めて技能実習生を教える人に言うと笑うんですけど、大真面目な話です。
特に女の子には厳しく伝えます。
妊娠して大変な思いをするのは女性ですし、女性側がはっきり嫌だと伝えることで防げる問題ですからね。
技能実習生が妊娠すると、法的には強制的に解雇したり、帰国させることはできません。ですが、産休・育休を取ることができる会社も今のところ聞いたことがありません。
なかなか難しい問題ですが、出産時に一時帰国し、産んでから日本へ帰って来るというのが1番の方法かと思います。
しかし、子供を産む前後期間のお給料は発生しないので、家族への送金・借金返済を考えると、家族や本人、赤ちゃんにとっても苦しい状態となるのです。
まず、ここまでの話を来日してすぐ伝えます。
次に、避妊の話、日本での堕胎をする場合の話、また寮で行為に及ばないためにラブホテルの説明をします。
なぜラブホテル?と思いますよね。これは私が働いていた組合の場合の話ですが、男性の寮は大部屋で集団生活でした。たまに、この大部屋に住む男性が女性を連れ込み、行為に至ることが発生していたからです。基本的に寮へ異性の連れ込みは禁止していますが、なかなか守ってくれませんし、同じ技能実習生からクレームが来ることもよくありました。
実習生の生活環境にもよるので、必ず話さなければならないというわけではありませんが、状況によっては必要な話となります。
たまにニュースで、技能実習生が思い悩んで赤ちゃんを殺すという事件を聞きます。
あのような事件を防ぐためにも、子供ができた場合のことを真剣に考えること・避妊は必ずすること・日本で堕胎する場合の話、そしていつでも相談してほしいことを伝えてください。信頼関係を築くことはとても大切ですよ!
最後に
以上、ざっと思い当たるベトナム人技能実習生あるあるでした!
最後の方はかなり真面目な話になってしまいましたが、生活面においても教えることがたくさんあります。私自身、はじめから知っておきたかった!!という事が多々ありました。
このあるある話が少しでもお役に立てますように!
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